静岡文化芸術大学/Shizuoka University of Art and Culture お問い合わせ 交通アクセス
トップページ > 教育(学部・大学院) > 大学院 > 文化政策研究科 >
ここから本文です

文化政策研究科 文化政策専攻 修士課程(2年) 定員10名

新時代の価値を創出する文化と芸術の政策とマネジメント

経済的危機の時代であればこそ、文化と芸術は人々の幸福を支え、勇気を与える大きな力となっています。 変容著しい現代社会において次々に顕在化する多様な社会的問題を、文化と芸術の視点から見つめなおし、芸術創造や組織運営の仕組やあり方を探求したり、理想的な地域社会実現のための文化政策研究を推進するプロフェッショナルな人材を育成します。

特色と専門分野

国際化、情報化さらには分権化など変容著しい現代社会において、文化の視点から社会の諸問題の分析を行い、芸術文化の振興や文化政策の推進を担う高度な専門家 (プロフェッショナル)を育成するために2つの柱(系)を設けています。

アートマネジメント系

文化・芸術についての基礎的な知識を身につけた上で、その社会的意義の理論化とその応用、及びマネジメントや政策について理論的、実践的に学びます。具体的には、文化・芸術及びアートマネジメントの研究拠点としての本学の資源を活かし、現代社会における文化・芸術及びそれらに関連する組織運営や公共政策、社会システムなどについて研究します。


アートマネージメント研究

実演団体や美術館等、芸術に関わる組織の運営やそれを支える企業、NPO、行政等を含んだ社会システムについて、経営学、経済学、法学、政策学等の多様なアプローチによって研究し、マネジメントや政策についての実践的能力を身につける。


文化・芸術研究

芸術諸分野についての研究、文化の諸領域に関する研究を、従来の人文学的手法によるものだけではなく、種々の研究方法をまたぐ学際的アプローチによって多角的、複合的にとらえ、言わば、マネジメントの対象となる文化や芸術そのものについての理解を深める。

政策マネジメント系

21世紀の新しい市民社会で、政策形成や組織運営においてリーダーシップを発揮することを目指し、広範な文化事象に関する包括的な知識と実践力を身につけます。 具体的には、多文化共生の問題を含め、人と社会の潤いあるよりよい関係を構築するための基盤となる理論研究を通して、政策科学、組織論、情報理論及び マネジメントの理論・実践能力、さらには政策立案能力、企画力を養います。


地域・都市マネージメント研究

地域や都市を経営する、という観点から、施設、歴史遺産や人材、財源、情報といった地域の経営資源を活かし、市民、NPO、企業、各種団体、行政等のパートナーシップのもとで、各々の立場から、文化政策をはじめとする各種の地域政策、まちづくりや地域活性化などの地域課題に取り組むための実践的な知識やノウハウを学ぶ。


多文化共生・移民コミュニティ研究

文化多様性を尊重しながら対等な関係をめざす多文化共生社会のあり方について、文化人類学や社会学、政策学等の多様なアプローチによって研究し、地域における多文化共生政策や移民コミュニティの自立支援等についての実践的能力を身につける。

カリキュラム構成の特色

文化政策研究科におけるカリキュラムは、大別して3つの段階で構成されています。

1.研究基礎科目

専門領域の基礎的教養を高めるための、アートマネジメントの対象となる文化・芸術に関する「芸術・文化基礎科目」と、 文化政策の対象となる地域社会に関する「地域・政策基礎科目」、及び具体的なマネジメントの手法を習得する基礎となる「マネジメント基礎科目」で構成されています。

  • 芸術・文化基礎科目・・・伝統文化論、現代芸術論、現代演劇論、音楽文化特講など
  • 地域・政策基礎科目・・・行政法特講、公共政策論、情報文化論、文化資源論、まちづくり論など
  • マネジメント基礎科目・・・文化政策特講、経営学特講、非営利組織論、博物館運営論など

2.研究専門科目

専門知識をさらに深め、より高度な研究課題に向かうための科目で構成されています。また、研究指導を行う教員による専門研究分野に沿った科目配置がされており、 修士論文をまとめる上での導入科目となります。

専門科目例:

  • アートマネジメント系・・・アートマネジメント、現代美術、現代演劇、音楽文化
  • 政策マネジメント系・・・地域計画、情報文化、ヘリテジマネジメント、多文化共生など

3.研究演習科目

学外演習(インターンシップ、リサーチプロジェクト)と研究演習(専門演習)によって構成され、前者は社会的な実務体験による実践力を、 後者は修士論文に向けての「アートマネジメント」と「政策マネジメント」に関する本格的な専門演習(ゼミナール)を行います。

(図)カリキュラム構成
※科目名称等は2011年度実績に基づきます。

修士論文テーマ例

           
  • 伝統的工芸品産業の海外展開を支える政策~JAPANブランド育成支援事業にお ける漆器産業を事例として
  • 地域住民主体による自然保護地域マネジメントとポリティカル・アイデンティ ティ形成―マレー半島オラン・アスリを事例として―
  • 日本の共同メセナ -組織の形成条件と発展課題-
  • 相模原市における創造都市のポテンシャルと発展の可能性について
  • 浜松地域社会における地域金融機関の生成・発展と今後の役割
  • 景観形成に関するソーシャルガバナンスの有効性について -静岡県袋井市における取り組みに向けて
  • 中心市街地活性化の課題分析と地域通貨の可能性
  • NPO中間支援組織における実態とコミュニティ問題解決への取り組み
  • 芸術文化としてのアニメーションの発展に向けての課題 -芸術文化と産業の両面性の視点から-
  • 「異化」概念を中心としたパロディについての考察と、その現行著作権法上の諸課題について
  • パブリック・アクセスと市民社会 -NPOコミュニティFMにおける実践から-
  • 市民ファンドによる社会基盤整備の可能性 -エネルギー分野のケーススタディ-
  • 外国人留学生の日本企業への就職をめぐる現状と将来像 -静岡県内における調査から-