空間造形学科 定員30名来れ、未来のミケランジェロたち
イタリアの芸術家ミケランジェロは、彫刻家としても画家としても建築家としても 人類史に残るすぐれた作品を残しています。現代では、彫刻家、画家、建築家はそれぞれ別なジャンルの仕事を する人と思われていますが、ミケランジェロがそうであったように、本来は空間を表現するという意味において それぞれの分野に本質的な違いはありません。大切なのは、自分の好きな切り口からその基本的な原理を理解し、 自らの哲学とともに深く思考を展開し結果に結びつけていく事です。 ミケランジェロが空間の切り口を彫刻としたように、私たちは建築=住まうを切り口にし、その本質に近づき、 個々の哲学を基に、既存の区分に頼らない新たなデザイン領域を空間の世界に創出することを目指しています。 そして、私たちは今、このような目標を共有できる未来のミケランジェロたちがたくさん来てくれることを望んでいます。 空間造形学科運営サイト概要紹介多彩なデザイン分野の教員によって「デザイン力」を育てるカリキュラム空間造形学科の特徴は、最前線で活躍する建築家や環境デザイナー、住宅デザイナー、都市計画デザイナー、建築構造デザイナー、ユニバーサルデザイナー、インテリアデザイナーなどのさまざまな空間にまつわるデザイナーによって、多角的な指導をおこなっていることです。豊富なメニューの中で自分らしさを見つけ「デザイン力」を養うため、講義やデザイン演習などの専門的な科目と、学部共通の基礎科目が用意されています。 建築士受験資格などの各種資格の取得が可能
国の建築士受験資格認定学科として、1級・2級建築士、木造建築士の受験資格に必要な専門科目が用意されています。 これらの科目を履修することにより2級建築士・木造建築士試験の受験資格が得られます。卒業後、実務経験2年または大学院にて2年の実務演習を加えることにより1級建築士の受験資格が得られます。 またこのほかにもインテリアプランナーやインテリアコーディネーター、商業施設士、色彩検定、カラーコーディネーター、教職免許などの資格も毎年多くの学生がチャレンジしています。 空間設計演習プロセスをかたちに。空間設計のために積み上げていく実践的な課題演習
しっかりとしたコンセプトのもと、作り上げていくプロセスを学ぶ
課題は「美術館」の設計。コンセプト立て→アイデアスケッチ→平面図→設計図→コンセプトシートの制作→模型づくりとすすめていく。とりわけ時間をかけるのは、コンセプトを考えアイデアへと展開させていく最初の段階。先生のアドバイスを受けながら完成させていきます。美術館をいくつかまわり、自分自身の中から導き出したコンセプトは「壁」。思考の壁、決断の壁、行動の壁を設け、来場者が進みながら壁を乗り越える体験をしていく美術館に。設計は相手があるもの。イメージを的確に伝えるためにコンセプトシートは重要なツール。必要なことだけに情報量を絞ってシンプルに分かりやすくすることを目指しています。(杉山春輝 空間造形学科3年 ※学年表記は、取材時(2010年度)のものです。) 空間領域とデザイン理念一般的に”建築”という言葉は個々の建物(たてもの)を指すものと思われていますが、本来、“建築”は、人々が安心して生活できる空間をつくり出すための様々な工夫や行為、また、そこから生み出される空間や環境などの全てを含む幅広い概念です。 空間造形学科では、広い意味での”建築”という概念にもとづいた「都市・ランドスケープ空間」、「建築空間」、「インテリア空間」の空間領域を対象として設定し、それに対して、ユニバーサルデザイン、エコ・デザイン、エンジニアリングデザイン、空間演出・造形などのデザイン理念を重ね合わせることにより、社会が求める様々なニーズに対応した空間デザインを追求しています。 ![]() 空間領域都市・ランドスケープ空間 都市や地域全体などの総合的な空間から、住宅地や商店街、公園、駅前広場、商店街、小さな広場までの屋外空間を対象としています。まちづくりや地域おこし、都市の交通や緑化など多くの総合的なデザインが求められています。 建築空間 個々の建築物やいくつかの建築物が複合した空間。超高層ビルなどの大規模建築、図書館や美術館などの公共建築、オフィスや店舗などの業務・商業建築、住宅建築など様々な規模や用途の建築物を対象としています。社会や利用者の様々なニーズに応えるデザインが求められます。 インテリア空間 オフィスやショップなどのビジネス空間からファッション・アート系空間までの屋内空間を対象としています。利用者のニーズやライフシーンでの演出効果など、機能的でドラマチックな空間のデザインが求められます。 デザイン理念ユニバーサルデザイン 高齢社会に対応した誰もが快適に暮らせる施設やしくみのデザイン エコデザイン 環境への負荷が少ない持続可能な施設やライフスタイルのデザイン コミュニティデザイン 地域に暮らす人々をつなぐための施設やしくみのデザイン アメニティデザイン 五感で感じる、楽しさと賑わいのある街や施設のデザイン エンジニアリング・デザイン 構造や設備などのインフラストラクチャーのデザイン 空間演出 光、色、音、造形物などの効果による空間演出
ピックアップ科目空間造形学科専門科目の一部を紹介します。 学生受賞作品空間造形学科では、学生が公募デザイン競技に参加して多くの賞を受けています。その一部を紹介します。 卒業後の主な進路建築設計事務所、デザイン事務所、ハウジング会社、建設・不動産会社、官公庁の都市計画部門、大学院進学 空間造形学科では、大学院への進学も進路の有力な選択肢の一つです。過去の卒業生のうち約2割の学生が、より専門性を極めたデザイナーとなることを目指して学内外の大学院に進学しています。 |